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「イラク赤新月社」襲撃され、職員ら20人前後が拉致される。

【カイロ=柳沢亨之】イラクからの報道によると、バグダッド中心部の「イラク赤新月社」(赤十字社に相当)事務所が17日、数十人の武装勢力に襲撃され、職員ら20人前後が拉致された。武装勢力の背後関係は不明だが、激化する宗派抗争に対し、中立の立場で人道援助を行っている赤新月社を標的としたテロの可能性がある。

武装勢力は治安部隊の制服を着用。事務所にいた職員や訪問者のうち、男性だけを連れ去ったという。

バグダッドでは最近、治安部隊の制服姿の武装集団が白昼堂々と民間人を大量拉致する事件が頻発。14日には同市中心部で商店主ら50人前後が連れ去られた。

一連の事件についてイラクでは、治安部隊に多数のシンパを抱えるイスラムシーア派民兵の犯行と見る向きが多い。元情報将校によると、14日に拉致された商店主らはバグダッド東部のシーア派拠点に連行された後、シーア派信徒だけ約20人が解放されたが、スンニ派の行方は依然不明。

イラク赤新月社はシーア、スンニ各派の拠点を含め全国各地で食料・医療支援などにあたっている。スンニ派消息筋は「シーア派民兵が、スンニ派武装勢力の拠点でも活動する赤新月社を標的とした可能性がある」と見ている。(2006年12月17日読売新聞)
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かって、パレスチナ難民らの子供たちが描いた絵の展示会に行き、
会場で看護婦(当時名)さんから赤新月社の名の説明を聞き、キリスト教イスラム教の布教地域を痛感した。
この先、米国の段階的撤収で、その後のイラクがどうなるか、異宗派間の対立から内戦か、異教徒の者にはわからぬが、平和に程遠いことはわかる。