かいふう

近未来への展望や、如何に。

2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「一枚の写真」.その5

共に歌った園内に、後年、カメラバッグ片手に訪問したことがあった。まだ自分を忘れない内に、その距離で自分の「一枚の写真」を残したかった。シャッターチャンスは来た。朝礼にも使用する講堂体育館で、賛美歌に会わせて踊る祈りの両手の彼女を撮った。そ…

「聖歌」♪と「賛美歌」♪

「今日まで守られ来たりしわが身♪ 露だに憂えじ行く末などは♪ 如何なる折にも愛なる神は♪ すべてのことをばよきにし給わん♪」 もう四半世紀前の某法人勤務時、園内で全員合唱した歌である。これを独唱することができる、確認することが、或るバロメーターに…

【死者】と【死者】

こちらの例は、人が対称だから、もっと深刻だ。近くの建物に入る、ここまでは同じ。{霊安室}がある。しかし今度は、部屋が二部屋だ。前の部屋に入る。台座に【死者】が在る。それで、凝視する。これも、ここまでは同じ。ある時間が経過後、隣り部屋に移る。…

「腐ってもタイ」と「タイ焼き」

誰かに路上で呼び止められて、近くの建物に案内されて、『あなたにタイを一尾あげる』と言われて、どちらか選べと問われたら、どうするか。 鱗の付いた方は、滅多にお目にかかれる代物ではない、それ故目利きが分からぬ。本当に腐っているのか、どこまでそう…

「マタイ受難曲」♪

先日某紙コラム?かエッセイで音楽家の方が、武満徹氏の好んだ曲にドビッシーと「マタイ受難曲」♪、を家族の方から、と載せていた。いいぞ、自分もそれを持っている。しかもナチスがパリ占領当時期の同時録音、聴衆がすすり泣く、それが聞こえる、時代物だ。…

「なんでもベスト3」.その6

詰まるところ、自分の日常近辺の事しかない訳で、それを記するしかないのである。ピアノ曲をあげる。戦後がSP盤で、LP盤で3枚購入、ステレオで聴いた。「サウンド・オブ」♪、交響曲「新世界」♪、そしてカーメン・キャバレロのピアノ「日本の詩情」♪だっ…

ある戦争未亡人.その1

ここでのそれは、いわゆる「太平洋戦争」でのその方々。しかし、取り上げた理由は、違う。非常に、ぎりぎりの判断、対応を考えてしまった。たとえで話すしかないのだろうか。現在、彼女たち、ご健在の方々如何程か、知らない。いわゆる認知症なら、故意とか…

「戦艦ポチョムキン」「ぼくの映画史」.その2

昔々観た。「モンタージュ」理論とかで、この作品でそれがわかる、というので。そしてオデッサ階段のシーン。皇帝の兵隊隊列から銃撃受ける階下の市民たち。権力側の問答無用の発砲、血に染まる苦痛の顔。この対比がそうか。もうひとつ、階段の斜面の縁に鎮…

「○○タッキー フライドチキン」本人編

「里見八犬伝」の装束でタッキーが、「ケンタッキー フライドチキン」のとある店内に走り来る。テーブル席から注文を出す。腕時計を見やる。長針が5分を経過する。イライラする剣士。やおら、キッチン奥に見得切ると、椅子に片足、テーブルと跳んで一回転、…

「○○○ーのポテトチップス!」そっくりさん編

摩天楼が見える空港玄関、リムジンにシークレット・サービス従えて恰幅のいい紳士が乗り込む。やがて、ウォール街のとある交差点、信号待ちの車内、後部座席の紳士が助手席のお供の肩に手を当て、横断中の少年の方を指差す。彼は手のアルミ袋からポテトチッ…

「東南植物園」

この名は、沖縄本島に在る。パック旅行の際寄ったところだ。熱帯植物の種類の豊富さ、園内に多くの花々が咲き競っている。園内散策した時、黒人のいかにも肝っ玉母さんとその家族とすれ違った。うつむき加減の自分、彼女は『ワッハッハ』。それが耳に残った…

「マイファニーバレンタイン」♪

少年時、この曲を聴いた。包み込むよう母の歌声に。まだこの国では、商魂逞しいチョコの売り方が恒例の定着をみない頃の話。義務教育で英語をテストで頭に叩き込むのに、この流れてきたメロディは、こちらから自発的に英語を勉強しようとおもわせる何かを秘…

トリノ・2006.氷上と白銀

今回の関心は、女子フィギュアだな。繊細華麗、透明快活、そして4回転の若さ、その対決。 勿論国籍は問わぬ。美と記録挑戦の闘志、4年間の忍耐、それらは必ず視聴者観客に過ぎない人々に大いなる感動と共感を記憶させ、かつ彼らをも己れの持てる力と意思に…

「日本国憲法第一章.第二章」

先日、某TVで[壬申の乱]と、「天皇」の起源およびその名称由来を詳しく知り得た。 歴史学とは、まさに{学ぶ}のであって、それをする時空間は、外で銃弾飛び交う、または彼が銃を手にして戦場を行き交う、それでは有り得ない、平和が確保されている状態の別…

「国民感情」

当日、一般市民の潜水艦乗艦者多数、の報道あたりから、米軍の管理体制とか、操縦室の機密漏えいとか、読者の関心が移っていった、とおもう。自分も、艦長が部下以外のすなわち同乗市民にその時操縦させていた、その許可を指示していた、のではないか。そし…

遭遇の確率.その1

事故が、軍法会議というのが紙面に載ると、軍艦の最高責任者、艦長の命令とか指示とか、作戦行動とか、艦内の衝突時の乗員配備とか当番クルーとか、人為的要因とその解明に、移る訳だろう。 日米安保の枠内、同盟国だから、太平洋の真ん中、ハワイ諸島の港湾…

「敦盛さん」

「平家物語」、平敦盛が討たれしは、元暦元年2月7日、須磨寺は所縁の寺である。享年16、その歳に因んだ能面がある。ある能面師は丹波篠山まで足を運んで、その新作面を打った、という。 ここでいうのは[地唄舞]である。面は付け無い。若い女が「敦盛さん…

「ぼくの映画史」.その1

木下恵介監督をあげる。「二十四の瞳」は瀬戸内海、小豆島に赴任した女教師の12名の生徒との話。原作者壺井栄の表札を詰め襟学生服着て見たことがある。風雨に晒された年月の角木の表戸、はじめは本人か疑った。通学途中で徒歩の時だ。その後バス、そして…

番外編「なんでもワースト3」

以前、ヨンだ以外に2つ加えて、それとする。 「堕ちてから 来る旧かしら カマキリ女(め)」 「上がるが勝ち 赤飯炊けない 双六女(め)」 「倦怠期 更年期経て 氷河期(マンモス女)」豆人 誤解してもしなくても、 除草しなくても(草刈り十字軍)、女装し…

「ミッキー・マウス」と{IT・マウス}

もう卒業なんだ、その帽子が被れるのは。それを被る少年少女、それに出会う年齢なのだ。 最近、資本主義社会および自由主義経済のこの国で、事件があった。現在も、犠牲者を出して、市場を変動させている。市民からすれば、それは{IT・マウス仕様の株券再…

「ディズニーランド」と{ヒートアイランド}

少年の頃、親に連れられ「ミラノ座」で「眠れる森の美女」という天然色アニメを観た。帰り際長靴のお土産も買ってもらったから、クリスマス期間だったかも知れぬ。舞踏会のシーン、流れる優雅なメロディに後チャイコフスキーの名は忘れなかった。音楽ってス…