かいふう

近未来への展望や、如何に。

「ディズニーランド」と{ヒートアイランド}

kaihuuinternet2006-02-03

少年の頃、親に連れられ「ミラノ座」で「眠れる森の美女」という天然色アニメを観た。帰り際長靴のお土産も買ってもらったから、クリスマス期間だったかも知れぬ。舞踏会のシーン、流れる優雅なメロディに後チャイコフスキーの名は忘れなかった。音楽ってスゴイ、とおもった。TVでも、ディズニーおじさんは日本語で語りかけ、野生動物の物語や、ドナルド・ダックが怒鳴るのも楽しかった。「ぼくらのクラブのリーダーは♪」の軽快テンポは陽気なアメリカのイントロでもあった。其の国が、カリフォルニアに在る、いつか行きたいな、そんな感じ。そしてフロリダ半島にもまた出来た、それがアメリカへの尺度のひとつだった。そしてこの日本にも現出しようとは。
しかし、多分もう自分は行かないだろう。ベトナムで何があったか。ストリート・チルドレンに其の国の招待券を送っても、飛行機代も確保せねば半端。彼らはそれより何を欲するか、明白ではないか。『飢えた子供に文学をいっても・・』はサルトルの言だったろう。その地がかって仏領インドシナと呼ばれていたとしても。しかし、其の国には生きた姫がいて、ミッキーとも会える。リピーターもわかるのである。
しかし、若者はひとりやふたりそういう時期に、そこへ行かなくとも会えるものだ。
最近夏季、関東、平野の中心部および内陸部で{ヒートアイランド}現象なるものが多発している。大都市のビル群の出す空調放熱と自動車および工場の排ガスなど、空気の流れが、そのビルの立地条件や海風によって左右されるという訳だ。汐留再開発も影響が大きい。内陸部の売れ残りマンションも、耐震偽装事件を除いても、その理由もあったろう。こちらは、たまの休みに行く遊園地でなく、生活居住空間なのである。賃貸にしろ買取にしろ、安易に扱えない。その圏内になれば、更に冷房で電気代も考慮せねば、と。供給電源は重油使うし、原油は高騰続けるし、と。