天皇陛下は7日、秋の叙勲で旭日双光章を受章した人たちのあいさつを皇居・宮殿で受けられた。
受章者のうち元京都府視覚障害者協会会長の福嶋慎一さん(74)は、盲導犬を伴って宮殿に入場。陛下は「よく付いてきますか」「お大事にね」などと声をかけられた。
宮内庁によると、盲導犬が宮殿に入ったのは初めて。これまでは盲導犬を宮殿に入れたいとの申し出自体がなかったという。1972年に失明し、83年から盲導犬と生活しているという福嶋さんは、「まだ盲導犬が入れない施設もありますが、大きな啓発になると思います」と話していた。(読売)