かいふう

近未来への展望や、如何に。

「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」

kaihuuinternet2005-05-27

歴史というものを、一国家の運命、そしてその国に生を受けし我が身を意識した時、初めてこの伝言に接し、そしてその真の意味を解読せしめた時の全身の鳥肌が立つ身震いを、忘れがたい。少年なら、それを、国難と危急、と察知し、たとえ認識と理解という言葉が何年後に浮かぼうが、先ずその現場に没入するであろう。田舎の老いた両祖父母、働く父母の後姿、時に訪ね来る叔父伯母、学校の教師ら、彼らを貫いた光が、その命がけの将兵の血肉の戦場へと直行する。誰も止めない。その聖なる招聘を誰ひとり遮ることはできない。それは、青少年にのみ許された至福のモラトリアム。<純粋経験>っとか、いうか。
[明治]を象徴する至誠の魂言、でしょう。