かいふう

近未来への展望や、如何に。

乃木希典御家族の墓所

それは、偶然なのか。それとも、それ在る故の招きか。
先年、少年時に購入した[マンガの書き方]、「鉄腕アトム」、そして「火の鳥」の手塚治虫氏の葬儀に参列後、その隣接霊園を散策中、墓所を見つけた。御夫妻と御子息、左右に対面の墓石柱、そして正面に威厳ある石碑。数坪の四辺、その空間は周辺の雑木から離れて、やはり光に包まれていた、と覚える。「粉骨砕身」の、戦友に抱かれて帰国した勝典、保典を、受け止める父、母静子。
[明治]を象徴する家族の肖像。
最近某文芸誌にて、乃木評伝を拝読する機会を得た。