「即位礼正殿の儀」~ワンセグ中継
NHKさんに、この日に為の、視聴料徴収だったか。
丁度、前回から、30年。「ローストジェネレーション」がこびりつく私には。そのフレーズの出処。即ち、その語彙を初めて小説で使用した大作家。彼の母国。即ちアメリカ。
その国に、気を使ってるな。先ず、そう感じた。
日常で、西暦と、和暦を。並用して、久しい。
この30年間。何があったか。疲労と加齢が勝って。思い浮かばない。
実は、今日は平日、と想い。それなりの用意をしてたら、はぐらかされた。
もらったカレンダーにも。確かに、「即位礼正殿の儀」と朱色で印字されてある。
祝日に、赤字は無い。非経済用語でなければならぬ。国民統合の象徴たる、そのように目出度い、特別な日だ。
30年前、記憶をたどれば。当時もすでにカラーで。式場への廊下を参る皇后陛下の十二単衣を、テレビカメラが、小津安二郎ばりのローアングルで撮ってた。
時の首相が「万歳!三唱」には。やはり、反射して、倣った。
前回さえ知らず逝った、彼ら。その『遺言』とも言うべき、「歴史、伝統、文化」なるもの。それを確認した。
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来賓の海外各国元首、国王が着席の大広間。その真正面に、シンメトリーの様に荘厳華麗な建築美の和風御殿。その向き合った白い玉砂利かの広い空間の悠久。色とりどりの錦の御旗が並ぶ。
それが千年の時の流れ。
さぞかし、対面列席の各国来賓も、それをば十分観賞なさったでしょう。
この後。
先程見た、遥か前方の奥。「高御座」、「御帳台」、その天皇皇后両陛下が、
「饗宴の儀」
洋装礼服にて、楽しい会食を共にするのですから。
その体験は語り草ものですよ!!
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「饗宴の儀」なるもの。数回行われる。160億の費用だそうです。
天皇陛下に恭順して。「御帳台」の帷が左右に開かれ。皇后陛下が初めてのお顔を見せた時。その黒髪かつらの冠、デザインは着ける本人が意匠。十二単の表、若草色の縦帯柄も、気に入りました。