かいふう

近未来への展望や、如何に。

狂言

kaihuuinternet2006-03-21

「能」、と「狂言」は違う。菖蒲と杜若は、花だけど。両方とも、薀蓄を傾けるほどの、知識もなく鑑賞もしていない。しかし、「能」が死者と、「狂言」が生者と係わる、そうだ。なるほど、能面を着けて舞うのと、面無しでの所作は、違いが出てくる、演じる側も、それを観る側も。
数日前、NHK.TV3で「狂言」を三作観た。それは、国立劇場とか能楽堂とかで、ゆったり鑑賞したい。それだけの時間とお金が許せば、の話だが。伝統芸能に触れる、その機会を逃さない。それはたとえば定年退職を迎えられた銀髪のご夫婦だとか、地方からの旅行者が自由時間の隙間を埋めるとか、あってよい。生の舞台に接して、古典の風格に、時代を超えた人間の機微を、おおらかな笑いとともに、観客皆で堪能享受すれば、明日の天気は晴れと想えるだろう。そのような芸能は必要だろう。ボケ防止にも幾らか役立つはずだ。