かいふう

近未来への展望や、如何に。

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ミツバチの全遺伝情報(ゲノム)の解読に、日本や米国など90の研究機関でつくる国際共同研究チームが成功した。

昆虫のゲノム解読の成功は、ショウジョウバエや蚊に続いて3例目。26日発行の英科学誌ネイチャーに掲載される。

ゲノムが解読されたのは、欧州などに生息し、国内でも養蜂(ようほう)業で利用されているセイヨウミツバチ。日本からは理化学研究所ゲノム科学総合研究センターの林崎良英・プロジェクトディレクターやピエロ・カルニンチ研究員らが参加した。

解読の結果、遺伝子の数が1万157〜1万5500個と人間の半分程度だったほか、女王バチだけで活発に機能する遺伝子や働きバチだけで活発に機能する遺伝子の存在が確認された。

研究チームの林崎プロジェクトディレクターは「今回見つかった遺伝子が、女王バチや働きバチ特有の体つきや行動に関係しているのではないか」としている。

また、今回のゲノム解読の意義について、ミツバチの生態に詳しい玉川大の小野正人教授(昆虫機能利用学)は「ミツバチは花のにおいや色を記憶する能力を持っており、昆虫の中でも餌を集める能力が高い。こうした学習能力にかかわる遺伝子の解明がゲノム解読によって進むと期待される」と話している。(2006年10月26日読売新聞)
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やっとこのテーマを取り上げる昆虫が顔出しました。とは言っても、国際共同研究チームの栄誉であります。
自宅近く、地方自治体が管理するちっちゃな植え込みがあって、その片隅に白百合を100分の1にしたような花を沢山つけるのが、香りを放つ季節。蝶のようなストロー口のミツバチ。ふつうのミツバチ。そして太っちょの腹の黒と黄の縞模様の熊バチ?
と、まぁ多彩に、自分が花弁に鼻を擦るのと、張り合うように、飛んで、羽は猛烈回転なのに空中停止してまで、ミツを集めてるんです。左右の足に花粉の団子こさえてまでの働きぶりに、感心させられ、つい譲って、見惚れてしまうんです。
ミツバチには借りがあります。