かいふう

近未来への展望や、如何に。

番外編。

フジテレビジョンは26日、ライブドア旧経営陣による証券取引法違反事件の影響で、保有していたライブドア株が下落して損失を被ったとして、ライブドアを相手取り、遅延損害金を含め総額約377億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

東京地裁が23日、法人としてのライブドア証取法違反に基づく罰金を命じたことを受け、訴訟に踏み切った。

請求総額のうち、損害賠償金は345億円。フジテレビは05年5月、ライブドアから第三者割り当て増資を受けた際に440億円を払い込んだ。事件後の昨年3月に宇野康秀・USEN社長に全株を売却しており、この時の価格95億円との差額にあたる。

フジテレビは2006年3月と5月の2回にわたり、ライブドアに対し345億円を賠償するよう請求していたが、応じないため、遅延損害金として32億円を上乗せした。

ライブドア平松庚三社長は東京地裁の判決に対し、控訴しない方針を明らかにしている。ただ、今回のフジテレビの提訴については、ライブドアは「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

ライブドアには、個人株主や機関投資家などが、すでに計約300億円の損害賠償訴訟を起こしている。(読売)