かいふう

近未来への展望や、如何に。

地震列島.その11。

kaihuuinternet2007-03-28

能登半島地震で住宅を失った被災者のために、石川県は27日、仮設住宅80戸を建設することを決めた。

輪島市が2か所で計60戸、穴水町が1か所で20戸。余震で新たな被害が出たり、希望者が増えたりすれば、さらに増設する。工期を短くし、4月中にも入居を始めたい考えだ。

地震発生から3日目の夜を迎えた同日午後10時現在、避難所で生活する人は38か所で計1657人。高齢者が多いため、すぐに住宅を再建するのも難しく、仮設住宅の早期の建設が求められている。

能登地方では低気圧の通過により、夕方から天気が悪化した。被害が集中する輪島市門前町地区では夜になって雨が降った。

破損した住宅では、住民が雨に備えて日中から屋根にブルーシートを掛けるなどの対応に追われた。大きなシートを扱うのに手間取る人が多く、自衛隊員15人が出動した地域でも要望のあった200戸のうち作業できたのは12戸だけ。暗くなってから避難所に来た人は「雨で自宅がどうなるのか心配だ」と、不安そうに外を見つめていた。(読売)