かいふう

近未来への展望や、如何に。

治療器具から出火、障がい者死亡。

21日午後2時10分ごろ、大分県別府市千代町のマンション6階に住むNPO法人職員五十嵐えりさん(25)から「布団が燃えています。体が不自由なので動けません。助けに来てください」などと携帯電話で2度、119番通報があった。

消防隊員が駆け付け、燃えるベッドの上でぐったりしていた五十嵐さんを運び出したが、やけどを負っており、間もなく死亡した。

別府署などの調べでは、ベッドを中心に約4平方メートルを焼き、ベッド中央にあった電動床ずれ治療器具付近が激しく燃えていた。マンションは安全のためオール電化になっており、ほかに火元になるものがないことから、治療器具から出火した可能性があるという。

五十嵐さんは1人暮らし。交通事故で数年前に脊髄(せきずい)障害になり寝たきり状態で、ヘルパーの介護を受けながら生活。当時、ヘルパーは買い物に出かけており、五十嵐さんから携帯電話で「すぐに戻って来て」と助けを求める電話があったという。

マンションは7階建てで、五十嵐さんの勤務先のNPO法人「自立支援センターおおいた」がバリアフリーマンションとして建設。1階が駐車場、2階が法人事務所、3階以上が障害者らの住宅だった。

五十嵐さんは、在宅でパソコンを使って、障害者の自立を支援する仕事をしていた。(読売)
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想像するに、被害者の環境は、自分のイメージの基準からすると、かなり良い。ひとつの建物が、設計の段階からバリアフリーを踏まえていたのだから。職住接近ならぬ、そのもので機能するエリアにある。
別府は海岸の砂蒸し風呂で、リハビリにも外出が可能な地域だ。
それでも器具には、製品不良が出る。事故原因になる可能性がある。捜査当局は、しっかり原因究明してほしい。
障がい者は、新製品の実験台要員ではないのだから。