かいふう

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冷暖房用循環ポンプの使用電力量を削減。

冷暖房のためにビル内を循環させる温水や冷水に界面活性剤を混ぜることで、循環ポンプの使用電力量を65%削減できることが、産業技術総合研究所東京理科大などの実験でわかった。

札幌市の協力を得て、同市役所で実証実験を行った結果、使用電力量を年間(換算)5万8000キロ・ワット時節約し、約32トンの二酸化炭素削減効果があったという。

実証実験は今年2月末から5月中旬まで、同市役所の暖房に使っている温水にリンスに似た成分の界面活性剤を入れて行った。界面活性剤は、油を水に取り込ませる働きがあるが、配管の中では、その構造から水の流れを乱れにくくし、抵抗を減らすと見られる。その結果、使用電力量が65%減少した。

配管がさびていたり配管内の水に気泡が入ったりすると、逆に界面活性剤の効果が出ない。そのため設備の維持管理に手間がかかるが、産総研エネルギー技術研究部門の武内洋・副研究部門長は「今回の研究で、効果を明確に示すことができ、今後の普及につなげたい」と期待している。(読売)
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縁の下の力持ち、の部署での[技術革新]も重要です。
それにしても、界面活性剤を混ぜることで、そんなに省エネにつながる、とはおもいませんでした。