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「トンネルじん肺訴訟」、福岡高裁と札幌地裁で和解。

国発注のトンネル工事現場で働き、じん肺にかかった患者らが全国11地裁で起こした「トンネルじん肺訴訟」のうち、九州訴訟第1陣の原告154人(うち死亡24人)、北海道内の原告51人(同3人)計205人と国との和解が5日、福岡高裁と札幌地裁でそれぞれ成立した。

和解は、原告団と国が先月18日、全面和解で合意したのを受け、国がじん肺防止対策を強化する代わりに、原告が賠償請求権を放棄するという内容。これまでに東京高裁、高松高裁、広島地裁などで和解が成立している。(読売)