かいふう

近未来への展望や、如何に。

塩化ビニール管でカルテルの疑い。

水道管などに使われる塩化ビニール管の販売価格をめぐり、大手化学メーカーがカルテルを結んでいた疑いが強まり、公正取引委員会は10日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで、三菱樹脂(東京都千代田区)、積水化学工業大阪市)、クボタシーアイ(同)の3社の本社など十数か所への強制調査に着手した。

塩化ビニール管の市場規模は年間売り上げが約1800億円で3社のシェアは6〜7割に上り、公取委は、国民生活に広範な影響を与える悪質な事案とみて、刑事告発を視野に調査を進めている。

関係者によると、3社は原油高によって原料の塩ビ樹脂が高騰したことを理由に、2004年から昨年まで、数回にわたって最大で十数%の値上げを実施していたが、事前に連絡を取り合うなどして、値上げ幅や時期などを決めていた疑いが持たれている。

塩化ビニール管は、上下水道管などのほか、屋内配管や農業用排水管などとして普及。塩化ビニル管・継手協会によると、昨年度の年間生産量は約50万トンだった。公取委は1992年、新潟県発注の水田事業に使われる塩化ビニール管の販売で談合し、納入予定業者を決めていたとして、三菱樹脂積水化学工業、クボタシーアイに事業分割したクボタなど化学メーカー5社に排除勧告を行っている。

また、3社は先月、ガス用ポリエチレン(PE)管をめぐる価格カルテルでも課徴金納付命令を受けていた。(読売)
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やはり、企業体質ってあるんでしょうか。10年経つと、たとえば課長が部長になると、昇進した全員違う顔ぶれで、また先代の同じ過ちを、はじめてという感覚で、繰り返すんでしょうか。
確かにここ数年の原油高は、目を見張るものがあるけれど。
塩ビの元が原油、は知っていても、そういう部門に居ないと。