かいふう

近未来への展望や、如何に。

「距離別料金制度」、と神奈川県トラック協会。

神奈川県トラック協会は23日、首都高速道路会社が来秋の導入を目指す「距離別料金制度」に反対するパレードを横浜市内で行った。

協会に加盟する運送業者のトラックなど53台が、市内の観光名所、山下公園やみなとみらい地区などを行進し、「首都高速道路料金の値上げ反対」などとシュプレヒコールを上げた。

首都高速は現行の一律700円(東京線)を、利用した距離に応じて400〜1200円とする料金案を発表しており、来春に最終的な料金を決める。距離別料金制度は、短い距離を利用するドライバーは値下げとなるが、大塚義一会長は「長距離を走る運送業者は、新料金制度では7、8割が値上げとなる。軽油価格も高騰しており、とても認められない」と話している。(読売)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この国の首都東京では、オリンピック誘致で賛同者が気勢を上げている。皆さん、思惑はそれぞれだから。
地図を開ければ、どう見ても、北と南の中間で、しかも最大の平野は、関東平野しか見出せない。
歴史は、東軍が勝って、江戸幕府が開かれて数百年、当時世界最大の人口を抱える都市が、黒船来航まで、士農工商と庶民の暮らしを続けて来たのだから。
関東大震災で一変しても、後藤新平らによって復興し、東京大空襲による再度の瓦礫も、更に復興を国民の総力で為し遂げた。
坂東太郎こと利根川は、その間、河にも流れを変えて、船荷で新鮮な魚介類や醤油を、この人口都市へと運んだ。黒潮親潮がぶつかる豊漁の魚場があったことは、この国民ならびに江戸っ子に栄養源としての蛋白質を供給する近場の地の利でもあったろう。
霊峰富士を望み、関東ローム層の赤土は、広く平野に埋没してる。
国道1号、そして並行するたしか15号。京浜工業地帯は工場の煤煙を林立する煙突から流し、川崎近辺はお大師さんもゴホンするくらい通行車両は混雑してる、のを確認したことがあった。
会社の同僚が運転する車両で、首都高を何度か通行した経験も持ち合わせているが、築何十年の構造、余程運転に自信がないと、その出入りに、車の流れにも乗れない。
だから、その道路網、列島の基幹道路を南北に往来するトラック運転手の技量と労働条件の厳しさは、かなりのものだろう。
タクシー運転手の賃金も苦しいものだとは、数年前から知っている。乗るゆとりもないが。
交通機関に従事されている就業者の方々、それが線路であれ、道路であれ、分刻みがわかる。
これで、業者の方々、追い込まれて、事故多発につながりはしないか。