かいふう

近未来への展望や、如何に。

それ、デモエピ?社会保険庁の改革.その44。

kaihuuinternet2008-07-04

社会保険庁は4日の「年金業務・社会保険庁監視等委員会」で、国民年金の保険料納付記録が社保庁のコンピューターや原本の紙台帳から消失した事例がこれまでに、2480件に上ることを明らかにした。

記録の消失事例は保険料納付を示す領収書を所持していた受給者らの指摘で発覚。06年12月末時点では55件しかわからなかったが、昨年春以降、年金記録問題が社会問題化したことで問い合わせが相次ぎ、40倍以上に激増した。

一方、社保庁のコンピューター上に記録がなかったが、紙台帳などで確認できた事例も8863件に上った。

また、厚生年金記録の約2万件のサンプル調査で、原本の紙台帳と一致しなかった277件のうち、71件は、該当者不明の約5000万件の年金記録に含まれていたこともわかった。(2008年7月5日読売)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は4日、2007年度の運用損益が5兆6455億円の赤字で過去最大を記録し、市場での運用利回りがマイナス6・41%となったと発表した。

この結果、07年度末の累積黒字は7兆4108億円で、06年度末の13兆562億円から大きく減少した。

市場運用分を含めた運用資産全体の過去5年間の運用利回りは平均4・03%だった。厚生労働省の財政計算に基づく長期目標(同0・96%)を上回っており、GPIFは「単年度の実績だけで評価するのは妥当ではない」としている。

07年度末の市場運用分の資産額は91兆3073億円だった。資産別の運用利回りは、資産の6割以上を占める国内債券は3・31%だったものの、国内株式がマイナス27・97%で最も悪く、外国株式もマイナス17・10%と低迷した。

今回の結果に関し、舛添厚労相は同日の閣議後の記者会見で、「国際比較をした時に極めて低い。改善努力は考えてしかるべきだ」と述べ、運用方法の見直しなどを検討する考えを示した。(読売)