廿日市女子高生殺害事件 鹿嶋学被告に「無期懲役」
判決後、遺族は「負けた」という言葉を報道陣に残しました。廿日市市の女子高校生殺害事件で、広島地裁は、殺人罪などに問われている男に対し、求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは山口県宇部市の無職・鹿嶋学被告(36)です。
鹿嶋被告は2004年10月、当時、高校2年生だった北口聡美さんを廿日市市の自宅で殺害したうえ、聡美さんの祖母にも重傷を負わせた殺人と殺人未遂などの罪に問われていました。
広島地裁で開かれた判決公判。裁判長から「被告人を無期懲役に処する」と判決が言い渡された瞬間、鹿嶋被告は微動だにしませんでした。
判決の理由について、裁判長は「広汎性発達障害により情緒面の発達が乏しいという特性があったにせよ、強姦目的の失敗と自身の環境の怒りによるいわば八つ当たりで殺害行為に及ぶという身勝手なもの」と述べた上で、犯行は有期刑といえるほど軽くはないと断罪しました。
その一方で、「逮捕後は自己の罪を認め、事件の概要をできる限り供述するなどしている」「事実の重大性を受け止め、被害者への贖罪の日々を送らせるべきだ」こう指摘し、鹿嶋被告に求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。
判決後、鹿島被告は遺族のほうを見ることもなくそのまま法廷を後にしました。
【北口聡美さんの父・忠さん】
「極刑を望んでいただけに娘に対してはちょっと負けたよそんな報告になってしましました」(テレビ新広島)
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廿日市で海風(うみかぜ)受ければ♪ 詞曲:ピーマン
1.ぼくはSL広場に居た きみは未だ居なかったんだね
あれから路面に乗り それから広島へ行った
資料館の拡大鏡から 眼を外して見たは 折りたたんだハンカチ
頭はパンクしそう 肘付き椅子に両肩G へたり込んだ
窓ガラス越しのドームと燃える火 さえぎった夕立に引かれてなら
旅行のジャージで 少女たち蜘蛛の巣散らした 置き忘れたハンカチ きみだったのかしら
それはたとえば 廿日市で海風(うみかぜ)受ければ たとえ秋でなくとも 誰でもきみを思い出すだろう♪
そうでなければ 白髪が生きるより 黒髪の少女が容易いを 誰も承知しはしない♪
2.ぼくは安芸宮島を観た きみはもう廿日市っ子ね
あれから東京へ帰り 見知らぬ十字架探した
満ち潮の大鳥居から 眼を凝らして見たは 廿日市の港
日向薬師登り 岩階段両脚NG 座り込んだ
極楽寺のキャンプファイヤー 暮れ入る夕陽に照らされても
青春が始まり 少女たちはしゃぎ回る 眺めたんだ港 きみだったのかしら
それをたとえて 廿日間の長凪続けば きみが思い出をして 誰に言伝することやら♪
そうでなくとも 白髪は去りもする 少女の血はなお赤い 誰も承知しはしない♪
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