かいふう

近未来への展望や、如何に。

「赤」でも「白」でもないカーネーション

2週間前が何の日か、今また確認した。
それは、偶然にしては、出来過ぎている。光注ぐ元、歩く道の中程、一輪の、赤でも白でもないカーネーションを拾った。10数センチのピンク、のそれである。何故かその時、他に誰も見当たらない。僕が手にしてもいいと感じた。自然に腰をかがめて、手にした。よく観ると若い。嬉しくなって、身が軽く感じられて、自宅に入って、すぐさま茎元を斜めに切り、乳酸菌整腸剤のカラ瓶に黒蜜のシロップ加えて刺した。
翌週のその日まで若い。更に3日程持った。
『{天使}っているんですね』
とおもうと、老人を認めてしまうから。
だが、最近のTV某CMではないが、その少女が涙顔になるなら、
「やっぱり、{天使}っているんですね」
しかし、そんなに、ここから