かいふう

近未来への展望や、如何に。

グーグル、ユーチューブを買収、と発表。

kaihuuinternet2006-10-25

ユーチューブとはいかなるものか、知らなかった。ある掲示板から、あるブログへと、先月30日、海抜5000mを越すヒマラヤ山脈の雪原を徒歩越境する隊列の一団。その先導する人が突然倒れる、動画を見た。続いて最後部の人も倒れた。尼僧と少年僧だという。身動きひとつしない彼らは、狙撃され死亡したか、ひとり生存か定かでない。
このビデオの撮影ヨーロッパ人登山家は、匿った者がチベット仏教徒で、亡命先のダライ・ラマに会いに行くらしい、と伝える。
衝撃の動画である。これが標高極寒の山頂から、わずかの日数を経て、全世界に配信されてしまうのである。惨劇の証拠が、各国の市民に知れ渡る訳だ。今回の中国国境警備兵の発言から、実情が暴露された。
情報はかくも瞬時に駆けめぐり、反響する。この事件が、遡って、今回の買収劇の意味を、知らしめてくれた。
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【北京=杉山祐之】中国の温家宝首相は23日、北京で、日中両国の有識者で組織する「新日中友好21世紀委員会」(日本側座長=小林陽太郎富士ゼロックス相談役最高顧問)メンバーと会見し、日中間の歴史認識問題を巡る中国側の立場について、「歴史(問題)をつかんで、いつまでも放さないということではない。歴史を直視することにより、目を未来に向けることができる」と語った。

歴史を巡る中国首脳の発言としては異例と言える柔軟なもので、歴史を偏重してきた江沢民・前政権以来の対日政策を改め、未来志向の日中関係構築に重点を置く胡錦濤政権の姿勢をはっきり示している。日本側関係者も「中国側の重点は未来志向に移った」と述べた。

今月8日、胡国家主席は、安倍首相が靖国神社参拝について態度を明言していないにもかかわらず、北京で日中首脳会談を行い、中国指導部の未来志向重視の姿勢を内外に示していた。

温首相はこれに関連して、戦後日本の平和的発展の歩みを高く評価した。

また、北朝鮮の核実験に関して、安倍首相が非核三原則堅持の考えを示していることについて「アジア、世界の人民の利益に合致する」と述べた。(2006年10月24日読売新聞)
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チベット内政政策を干渉、批判されない為に、歴史を巡る対日政策を改めて来た、というふうに結び付けてしまうのは、自分だけの感覚だろうか。