かいふう

近未来への展望や、如何に。

長良川から{生きた化石}。

岐阜県庁の裏金問題で、県警捜査2課などは30日、県職員組合に移された裏金を着服したとして、岐阜市御望、元職員組合副委員長木下(きした)三千男容疑者(49)を業務上横領の疑いで逮捕した。

一連の裏金問題を巡る初の逮捕者で、12年間で約17億円の裏金を捻出(ねんしゅつ)、組織ぐるみで隠ぺいした問題は、刑事事件へと発展した。木下容疑者は9月14日に県から同容疑で告発され、同28日付で懲戒免職になっていた。

調べによると、木下容疑者は組合の副委員長だった2001年4月、裏金を管理していた組合の口座から計500万円を無断で引き出し、自分や家族の名義の複数の口座に入金して横領した疑い。木下容疑者は容疑を認めており、県警は金の使い道を追及している。

木下容疑者は1997年10月から00年10月まで、組合の会計責任者の書記次長として裏金を管理していた。同年10月に副委員長に就任後も、裏金を管理していた口座を後任の書記次長らに引き継がなかった。

県の調査チームなどの調べで、01年4月にこの口座から約1000万円が引き出されていたことが判明。木下容疑者は「選挙資金に使った」「組合の活動費に使った」などと説明したが、県は着服の可能性が高いとして、裏金問題で唯一、刑事告発していた。

木下容疑者は、03年10月に組合専従から復帰、免職時は総務部課長補佐として、地方職員共済組合宿泊所「長良川会館」の支配人を務めていた。逮捕前、読売新聞の取材に対し、「裏金の私的な流用はない。組合のために使った」と話していた。(2006年10月31日読売新聞)
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自分や家族の名義の複数の口座に入金して横領した、くせに「私的な流用はない」などと、土地柄とはいえ、とても鵜呑みにできません。
当時はまだ漱石さんが札主もあったんではないですか。『智に働けば角が立つ、情に棹させば流される』(たしか「草枕」)
今回、長良川の水に流す訳にはいかんのです。