北朝鮮による拉致被害者や救出運動の経過をたどる写真・パネル展が１２日、東京都庁で始まった。初日は家族会代表の横田滋さん（７４）や支援組織のメンバーらが石原慎太郎都知事と懇談、拉致被害者救出への支援を要請した。
写真・パネル展は、今年から定められた「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」に合わせたもので、会場の第１本庁舎４５階の南展望室には、横田めぐみさんらの子供時代の写真や救出運動の経過をたどるパネルなど、２００点余の資料を展示。拉致の疑いが否定できない「特定失踪（しっそう）者」についても、家族のメッセージとともに顔写真が掲げられている。
横田滋さんらの要請を受けた石原知事は、「警視庁に洗い直してもらい、拉致被害者と認定するよう都としても国に取り次ぎたい」と協力を約束した。
写真・パネル展は１８日までの午前９時３０分〜午後５時３０分。（2006年12月12日読売新聞）
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