かいふう

近未来への展望や、如何に。

首相、国民投票法案を語る。

安倍首相は19日夜、臨時国会閉幕を受けて首相官邸で記者会見し、憲法改正の手続きを定める国民投票法案について、「来年の通常国会で成立させたい」と強調した。

また、憲法改正について、「自民党の新憲法草案はベストで、(党内の)合意を得た案だ。第2次案を出すことは考えていない」と述べた。党内には第2次案策定を求める声があるが、首相としては、草案をもとに他党との協議に臨む考えを示したものだ。

集団的自衛権の行使に関する事例研究については、「諮問会議に検討をお願いするものではなく、政府において私が最終判断する。政府内で研究しているが、個別具体的に類型を示せる段階ではない」と述べた。

また、首相は、臨時国会で改正教育基本法などが成立したことを挙げ、「戦後レジームから脱却して新たな国造りを行うための礎となるものだ」と総括した。(2006年12月19日読売新聞)