名古屋市発注の地下鉄工事の談合事件で、公正取引委員会は25日午前、「ハザマ」(東京都港区)、「前田建設工業」(千代田区)、「奥村組」(大阪市)各社の名古屋支店で、捜索を始めた。
関係者によると、3社は2005年12月〜翌年1月ごろ、「大林組」名古屋支店元顧問・柴田政宏被告(70)から落札予定工区や共同企業体(JV)の編成について指示を受け、それぞれ1工区ずつ受注した疑いが持たれている。公取委は24日も、大林組と、同工事を1工区ずつ落札した鹿島、清水建設両社の同支店を捜索している。(2007年1月25日読売新聞)