ライブドア事件で、証券取引法違反（有価証券報告書の虚偽記載など）の罪に問われた法人としてのライブドアと、関連会社ライブドアマーケティング（現メディアイノベーション）に対する判決が２３日、東京地裁であった。
小坂敏幸裁判長は、ライブドアに過去最高額となる罰金２億８０００万円（求刑・罰金３億円）、マーケティング社に同４０００万円（同・同５０００万円）を言い渡した。
同法違反の罪に問われた法人に対する罰金のこれまでの最高額は、西武鉄道に対する２億円だった。
起訴状によると、ライブドアは、前社長・堀江貴文被告（３４）ら旧経営陣の下で、２００４年９月期連結決算について、約３億円の赤字を約５０億円の黒字と偽った有価証券報告書を提出したほか、マーケティング社と共謀して企業買収などを巡り、虚偽情報を公表した。（読売）
