大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」のジェットコースター脱線事故で、エキスポランド社は９日、市に「安全の誓い」とする誓約書を提出し、了承された。
１０日から営業を再開する。約３か月間の休業で売り上げは約６億９０００万円減となる見通しで、事故を起こした「風神雷神２」は大阪府警の捜査が終わり次第、撤去する。
誓約書は同社の山田三郎社長が市役所を訪れ、阪口善雄市長に手渡した。阪口市長は「市が求めていた安全の条件が整った。市民も待ち望んでおり、再開に理解を示したい」と答えた。
誓約書では、亡くなった小河原良乃さん（当時１９歳）の遺族と負傷者に謝罪。微細な傷の有無を調べる探傷試験を外部機関に委託し、外部有識者らによる委員会が定期検査の内容をチェックするなどの再発防止策を記している。（読売）
