かいふう

近未来への展望や、如何に。

近頃、日モンゴル両国国技館、に見えてしまう。

ウランバートル=竹内誠一郎】精神疾患の「解離性障害」との診断を受け、日本相撲協会から帰国治療を承認された横綱朝青龍(26)(本名ドルゴルスレン・ダグワドルジウランバートル出身、高砂部屋)が29日午後6時(日本時間同7時)、成田発の直行便でモンゴルの空港に到着した。

しかし、迎えの車が直接、空港ターミナルに入って横綱一行を乗せ、報道陣には一切、到着の様子を見せなかった。空港関係者は、「こうした対応は大統領ら要人並み」という。

慈善活動団体の「朝青龍基金」関係者によると、横綱到着を妻のタミルさんら家族が出迎えたが、「朝青龍は表情を変えず、無言だった」という。成田を出発する際も、朝青龍は空港内3か所で報道陣の前に姿を見せたが、終始無言でうつむいたまま。300人を超える報道陣の呼びかけにも一切、応じなかった。

帰国には師匠の高砂親方(元大関朝潮)と精神科医の本田昌毅氏も同行。一行はこの後、南西約380キロに位置する療養先の古都ハラホリンへ陸路で向かった。ハラホリンを滞在拠点とし、南方約50キロの温泉保養地ホジルトでの療養に入る。日本への帰国時期については未定で、高砂親方は「療養を見ながら医師の判断を仰ぐ」と話している。(読売)
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お国柄と、思惑と確執。
おもえば、大相撲もプロ野球も、入場料払って観た記憶が無い。
どう違うかと回答を求められたら、相撲は国技で個人技、野球はチームワークも必要。それ位である。
先の戦争が負けたのは、国技の違いだ、というのは、もはや野球少年にもなれなかった者でなくとも、異論は唱えるだろう。
異国の国技で数々の記録を打ち立てた力士が、それも頂点を極めた強者が、ふとした気の緩みで業界のしきたりの壁に閉塞感を抱き、専門医の診察まで至っても、その協会との解離ではないか、と疑ってしまう。
スポーツ出身の国会議員の友人の言にあるように、協会側の対応が厳し過ぎる、と感ずる。でもこれも、TV中継観戦しかしてない者の意見でしかない。
先日の某TV局の取材で、この横綱のビジネスのタレントも知った。帰国しても祖国の英雄、いつでも転職も可能、という空気が周囲にあるんだろう。実際それは、裸の汗を流した苦労で彼は感じ取っているはず。
この帰国までになっての療養。なぜその許可がかくも遅くまでもめたか。本人に選ばせるのではなく、協会側が制限したか。
傍でもない、遠くで視てるから、の距離感か。
見出しは、世界史にこだわる故のことであって、国技たる大相撲を、芸能扱いしてる訳ではないので、誤解無きよう。