かいふう

近未来への展望や、如何に。

ゴルフ接待の回数から、こんな馬脚が現れるとは。

kaihuuinternet2007-11-08

守屋武昌・前防衛次官(63)への過剰接待が明らかになった航空・防衛分野の専門商社「山田洋行」(東京)の元専務らが、同社の米国現地法人の資金1億円余りを着服したなどとして、東京地検特捜部は8日、同社元専務の宮崎元伸容疑者(69)ら2人を業務上横領と有印私文書偽造・同行使の容疑で逮捕した。

また、同日、宮崎容疑者の側近で、米国現地法人の元社長・秋山収容疑者(70)について同容疑で逮捕状を取った。特捜部は、宮崎容疑者が接待などの見返りとして守屋氏から防衛装備品の受注などで便宜を受けていなかったかについても調べる。

ほかに、逮捕されたのは山田洋行執行役員今治友成容疑者(57)。

調べによると、宮崎容疑者は山田洋行を退社後の昨年9月〜今年1月、同社の米国現地法人「ヤマダインターナショナルコーポレーション」(ワシントン)の秋山容疑者に指示し、米国の銀行に保管していた資金のうち100万ドル(約1億1745万円)を計4回に分け、自分が管理する口座に送金させ、横領した疑い。秋山容疑者は現在、米国滞在中で、特捜部は帰国を要請している。

宮崎容疑者は、送金させた金のほとんどを、山田洋行から独立後に設立した新会社「日本ミライズ」(東京)の設立・運転資金に流用していたという。

また、昨年7月には、今治容疑者と共謀し、山田洋行の取引先の米国企業「エイベックス・エアロスペース・コーポレーション」(ロサンゼルス)が山田洋行と結んだ代理店契約書を、山田洋行に不利な内容に書き換えた疑いも持たれている。

宮崎容疑者は、山田洋行が設立された1969年に入社、93年に代表取締役専務に就任。実質経営者として同社を急成長させたが、内紛から独立し、昨年9月に「日本ミライズ」を設立、代表取締役社長に就任した。

宮崎容疑者は約11年前から200回以上、守屋氏をゴルフ接待。守屋氏は先月29日の証人喚問で接待の事実は認めたが、宮崎容疑者側への便宜供与は「一切ない」と否定した。(読売)