かいふう

近未来への展望や、如何に。

京都市兄妹3人絞殺事件、父親起訴さる。

京都市伏見区で高校生と中学生の兄妹3人が絞殺された事件で、京都地検は21日、無理心中するため3人を殺したとして、父親の尾子(おおじ)光明容疑者(42)を殺人罪で起訴した。

同地検は4か月間にわたって尾子容疑者の精神鑑定を実施し、犯行当時の刑事責任能力に問題はないと判断した。尾子容疑者は起訴事実を認め、「なぜこんなことをしたのかわからない」と供述しているという。

起訴状によると、尾子容疑者は7月2日未明、自宅で高校2年の長男翔太さん(当時16歳)、中学3年の二男健太さん(同14歳)、中学2年の長女美歩さん(同13歳)に「ビタミン剤」とうそをついて睡眠薬を飲ませ、同日早朝、寝ていた3人の首をロープなどで絞め、窒息死させた。(読売)
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ブログも3年目になると、難解な、宗教的に解釈を求める、事件に行き着く、というのは、最終年の無意識でしょうか。
これ、尊属殺人、というのでしょう。
昔々、外国で家庭を持った日本の女の人が、精神錯乱か、残す我が子が不憫だと、殺害した事件があった。それは、極めて日本的発想で、その国では、子どもは、確立した個人で、親と違う人格だからと、この国から出た事の無い自分でさえ、その母親の行為に戸惑ったものだった。しかし、異国で語学に自信が持てない不安は、観光旅行者ならその期間で済むが、そうでない生活してるなら、楽ではないだろう。夫と我が子が英語で会話、その間の孤独は積算するかも知れぬ。
さて、この事件、かってわざわざ伏見稲荷に下車してまで観光参拝した者のひとりとしても、腑に落ちない。門前町か知らぬが、宗教書は何探してもいい訳でしょう。読んで気が休まる本が、その人にとって、少なくともその年に要る本でしょう。
兄弟数人分の学資、教育資金が当てにならなくなってか、とその記事読んだ時はおもったが、それにしても、容疑者当人がわからないというなら、知らん。二男の進学受験で、家庭内で父親のみ孤独に襲われたのか。相談する相手の特定が出来なかったのか。納税の義務果たしているなら、然るべき公的機関の窓口に、図々しい程でも出向けばよかったのに、とおもう。
血税納付だって、積算なのだ。納めて来たんだから。担当医師に処方箋仰げばいいのだ。独り釣りが寂しいなら、囲碁や将棋仲間にでも加われば、ワイワイガヤガヤでもいい。

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ある人がいて、3人の子どもを抱え、どん底に落ちた。戦後の食うや食わずやの時代。途方に暮れて、一家心中しようかとも考えたそうだ。でも、止めて。
その話を本人に最も近い人から聞かされて、敬え、という事を教わった。

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この事件の容疑者は、敬ってくれる人を無くした。
何故、そんな寂しいことをする、否、したのだろう。

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自分は、背負った十字架なら従うが、その孤独にも耐えねばとおもうが、
とても、彼の孤独とは隣になれない。それは、欲しない。

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どう考えてみても、彼が父権を放棄より、焼き捨てたとしても、然らば、3人の子どもを、その名を今後記憶するから、こちらに譲れなどと、気が触れてまで、口出ししない。
それとも、殺した者も記憶は消せないなら、こちらも子どもたちを記憶するから、
以後共通です、ともおもわぬ。
冬の夜は長く寒い。