かいふう

近未来への展望や、如何に。

株価操作に弁護士関与と断定。

kaihuuinternet2007-11-29

東証マザーズ上場の電気検査装置メーカー「オー・エイチ・ティー」(OHT、広島県福山市)株の信用取引を巡って証券会社に100億円を超える損失が出ている問題で、証券取引等監視委員会はOHT株の株価操作に椿康雄弁護士(53)が関与したと断定した。

監視委は29日、椿弁護士と協力したとして、別の株価操作事件で公判中の無職中前祐輔(54)(東京都港区)と同関沢賢治(44)(埼玉県越谷市)の両被告を証券取引法違反(相場操縦)の疑いでさいたま地検に告発。椿弁護士は海外に逃亡しており、帰国次第、事情聴取に踏み切り告発する。

調べなどによると、椿弁護士ら3人は2005年10月17〜25日、OHT株の売買が活発であるかのように装って投資家を誘い込むため、2500株を買い付けて800株を売り付けたほか、同一人物が売り注文と買い注文を兼ねる仮装売買を繰り返すなどして、株価をつり上げた疑い。

株価は27万円から31万4000円にまで上昇。椿弁護士らが使っていたとみられる個人、法人名義の十数口座は、同期間中の取引で4億5700万円の利益を上げていた。大半は証券会社に預ける委託保証金の3倍程度の売買ができる信用取引だった。

調べに対し、中前、関沢両被告は株価操作の事実を認めている。椿弁護士と中前被告は事件の数年前から知り合いで、監視委では椿弁護士から持ちかけたとみている。椿弁護士はOHT社幹部と親しく、株価操作の直前に、大量の株を入手していたという。

椿弁護士は、知人十数人に名義を借りて、30社以上の証券会社に260口を超す口座を開設し、インターネットで信用取引を繰り返していた。今年5月中旬のOHT株の暴落で、証券各社に総額130億円の未払い金が発生し、ほぼ全額が回収不能となっている。

関係者によると、椿弁護士は株価暴落直後、成田空港からタイに出国し、行方がわからなくなっている。

中前、関沢両被告は、大証2部上場の塗料メーカー「川上塗料」(兵庫県尼崎市)をめぐる株価操作事件でさいたま地検に逮捕され、現在公判中。(読売)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
高倉健さんが着流しだった頃、スクリーンに向かって『健さん、そいつを叩き切ってくれ!』と観客が叫んだそうだが。
時節がら、『椿三十郎、その悪徳弁護士を叩き切ってくれ!』だろうな。