かいふう

近未来への展望や、如何に。

それ、デモエピ?国際エネルギー機関から。

2050年までに温室効果ガスを半減するには、世界で原子力発電所を年間32基ずつ建設する必要があるという国際エネルギー機関(IEA、本部パリ)の試算が明らかになった。

日本などが提唱する温室効果ガスの半減目標達成には非常に高いハードルがあることを示す内容で、6月7〜8日に青森市で開かれる主要8か国(G8)エネルギー相会議で提示される。7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)でも、議論のたたき台になる見通しだ。

試算によると、世界の二酸化炭素(CO2)の排出量は05年時点の27ギガ・トンから、50年には62ギガ・トンに増える見通しだ。50年の排出量を05年時点の27ギガ・トンから半減するには、約40年間で48ギガ・トン削減する必要がある。

このうち、家庭や企業など最終的なエネルギー利用者が省エネ対策を強化することで24%(約11・5ギガ・トン)を削減できる。さらに、風力や太陽光など「再生可能エネルギー」の利用促進で21%(約10ギガ・トン)の削減が可能としている。

一方、CO2の排出量が多い発電分野では、既存の石油や石炭火力発電所の設備更新や電力需要の増加を原発で賄うことで6%(約3ギガ・トン)削減できるとしている。だが、そのためには、10年以降、世界で年32基ペースで原発を建設し、風力発電を年約1万7000基ペースで新設する必要があると結論づけた。(読売)
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こういうニュースを目にすると、「原爆の絵美術館」とか、「第五福竜丸」展示館とか、
広島「原爆ドーム」とか、長崎「浦上天主堂」とか、訪れたのが、走馬灯のように。
おっと、いけねぇ。まだまだ。
『見るべきものは、未だ見てねぇやい』
誰が言ったか、「宇宙船地球号」なんて、上手いこと言ったね。
国際宇宙ステーション」の星出隊員も、がんばってよ。
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昔々、広島の原爆資料館を、ひとり見学した際、ドームを中央の市街地模型から、館内くまなく展示を視聴し終わって、頭が割れんばかりに考え、疲れてヨタヨタと滑り込んだ背もたれの椅子。
ひと息ついて、正面を見たら、原爆の火の石碑の更に向こう。ハゲ頭のドームを発見して、誰だ。この観光見物客が、考え疲れ果て、揚句、座して、そして見るもの。それが象徴。
その時、設計者の名を脳裏に浮かべざるを得なかった。丹下健三
それ以来、建物の設計者にも目を配るようになりました。計算したんだろう、と。そこに、その椅子に身体をもたれて休むことを。想像したんだ。未来に。