かいふう

近未来への展望や、如何に。

米兵も拉致、の国の現状。そして遺体で発見、のそれ。

【ワシントン=坂元隆】イラクバグダッド南郊で16日、米軍車両が武装勢力に襲撃され、米兵2人が拉致された可能性が出ている。

米兵の拉致は2004年4月以来。米ホワイトハウスのスノー報道官は18日のテレビ・インタビューで、現在も不明米兵の捜索が続いていることを確認したうえで、「彼らを見つけ出し安全に取り戻すことが最も重要だ」と述べた。

襲撃はバグダッド南方約20キロのユスフィヤで発生、AP通信が伝えた目撃証言によると、武装勢力が米軍車両の運転手を射殺、中に乗っていた米兵2人を拉致したという。現場周辺は、イスラムスンニ派が支配的な地域で、反米感情が強く、米軍に対する襲撃事件が多発している。(2006年6月19日読売新聞)

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【カイロ=長谷川由紀】イラク国防省報道官は20日、バグダッド南郊ユスフィアで16日に行方不明となった米兵2人が、ユスフィアの発電所近くで他殺体で発見されたことを明らかにした。

2人の遺体には「むごい拷問の跡」(同報道官)があったという。駐留米軍も19日夜に遺体を発見したことを確認した。

武装組織の連合体「ムジャヒディン評議会」を名乗る組織が20日、イスラム系ウェブサイトに声明を出し、2人を拉致、殺害したことを認めた。同評議会には死亡したヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者が率いた「イラクの聖戦アル・カーイダ組織」も参加。声明は「(ザルカウィ容疑者の後継の)アブハムザ・ムハージルがイスラム法の決定を遂行した」としている。

米兵は16日夜、検問所で車両に乗っていたところを武装集団に襲われ、銃撃戦の末、運転手1人が射殺、2人が連れ去られた。米軍とイラク軍は8000人を超える兵力を投入して大規模な捜索を実施していた。(2006年6月21日読売新聞)
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イラク派遣米将兵が先日、死者2500人以上になったニュースは知っている。その事の重大さを否認できません。
テロは継続中、ということです。