かいふう

近未来への展望や、如何に。

首相、拉致問題と{核実験}に言及。

kaihuuinternet2006-10-05

衆院予算委員会は5日午前、安倍首相と全閣僚が出席し、安倍内閣発足後初の基本的質疑を行った。

首相は、北朝鮮による拉致問題に関連し、「北朝鮮が誠意ある対応を取らなければ、我々はいろいろとさらに(制裁措置を)考えていかざるを得ない」と述べ、対北朝鮮制裁措置の拡大を検討する考えを示した。同時に「政府は(北朝鮮に対し)『対話と圧力』の姿勢で対応してきた。北朝鮮の対応によっては(既に実施している)制裁解除もあり得る」とも指摘した。

北朝鮮が核実験実施を表明したことについては、「(核実験を)本当に準備しているのか、いつやるのかなどは、現在情報を収集・分析しているところだが、核実験は断じて許されない」と強調。そのうえで「北朝鮮がこうした行為を続けていけば、今より厳しい状況になっていくことを(北朝鮮に)理解させるためにも、国連の場でしっかりとした議論がされなければならない。日本もその中で役割を果たしていく」と語った。

中国訪問については、「(日中が)政治的関係を深めることで、地域の安定、世界の安定にも両国関係をてこに貢献できる可能性を十分秘めている。首脳同士がお互いに胸襟を開いて、両国の未来について話し合える関係を築きたい」と述べた。韓国訪問についても、「日韓がいろいろな困難を乗り越えて、首脳同士が地域の平和や安定のため語り合える信頼関係を構築するために、首脳会談を決意した」と語った。

自民党の中川政調会長の質問に答えた。(2006年10月5日読売新聞)
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中川政調会長は長年拉致議連で尺力されてきたし、拉致被害者救出の数ある国民大集会でも幾度も、壇上あるいは会場外で演説をされた。
その方が初の基本的質疑に立ったことは、意義あることと受け止める。
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北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの42回目の誕生日となった5日、めぐみさんが卒業した新潟市立新潟小校長だった馬場吉衛さん(85)ら同小の元教諭13人が、両親の滋さん(73)、早紀江さん(70)夫妻を招き、都内のホテルで誕生会を開いた。

席上、めぐみさんの肖像画を贈った、「救う会新潟」会長を務める馬場さん。小学生のころの写真をもとに、自分の教え子の画家に制作を依頼したもので、えくぼを浮かべ、にっこり笑うめぐみさんが縦約45センチの油彩画に描かれた。

会場では、馬場さんが「きっと助けてあげるからね」などと思いを込めた自作の詩も読み上げ、「今度はめぐみさんを囲んで乾杯したい」と訴えた。

滋さんは「(解決まで)そんなに長くならないと思っている。関心を持ってご支援ください」と呼びかけた。

この日は、拉致問題を追いかけたドキュメンタリー映画「めぐみ―引き裂かれた家族の30年」の試写会も東京・丸の内の東京商工会議所で開かれた。

試写会後、会見した早紀江さんは「(映画を)日本で見ていただけることは、どんな大きなケーキよりも大きなお祝いだと感謝しています」と喜んでいた。

映画は11月25日から全国で順次公開される。(2006年10月5日22時39分 読売新聞)