かいふう

近未来への展望や、如何に。

「救う会」などが集会。

小泉前首相が訪朝し、初の日朝首脳会談が開かれた2002年9月17日から5年になるのを前に、北朝鮮による拉致被害者家族会と支援組織「救う会」などは16日、東京都千代田区の星陵会館で集会を開いた。

拉致被害者横田めぐみさん(当時13歳)の母親、早紀江さん(71)が「国民の強い支援のおかげで、ここまで頑張ってきた。解決するまで訴え続けます」と述べると、会場から大きな拍手が上がった。

集会後の記者会見では、家族会副代表の飯塚繁雄さん(69)は「次々と被害者が帰ってくると思っていたが、5年間で状況がまったく変わっていない」といらだちを吐露。自民党総裁選について、「どちらがなるにせよ、次の内閣でも拉致問題への取り組みを変えないでほしい」と訴えた。また、早紀江さんは、安倍首相の秘書官から今月14日に、「このような形になり申し訳ない」との電話があったことを明らかにした。

一方、与謝野官房長官は16日、集会に先立ち、家族会のメンバーらと都内で懇談し、政府の姿勢について「新しい内閣ができても全く変わることはない」と強調した。家族会からは「一抹の不安を持っている」との意見が出た。

与謝野長官は、19日にも始まる北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議について、「拉致問題の解決がすべての前提という立場で交渉に臨んでいく」と語った。(読売)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
星陵会館は、恒例の拠点になっている。地理的にも、周辺に行政機関やその建物が在り、自民党本部からも近い。