かいふう

近未来への展望や、如何に。

「障害者雇用支援月間」によせて。

kaihuuinternet2007-09-16

9月は、「障害者雇用支援月間」です。当機構では、事業主をはじめとして、広く国民一般に対して障害者雇用の機運を醸成するとともに、障害者の職業的自立を支援するため、厚生労働省都道府県、都道府県協会と協力して、次のような様々な啓発活動を展開しています。障害者の雇用にご理解とご支援をお願い申し上げます。
誰もが職業をとおして社会参加できる「共生社会」を目指しています。
独立行政法人 高齢・障害者雇用支援機構
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本部の障害者職業総合センターには行ったことがないが、国立職業リハビリテーションセンター(埼玉県)には、就職の面接で行ったことがあった。
職場によって、資格がなくてもよい職種もあるが、この現場は、経験と資格が必要な業務である。面接担当者も、遠路はるばるという者に対して、現場は見学させてくれる。施設内を見て回る。当時まだ、独立行政法人組織ではなかったと記憶するから、かなり以前のことだったろう。
この近辺の駅前通りをバス車内から、ひとり白杖若い女の人が歩くのを見て、もう少し自分も若かったらな、などと想うのも、この施設に通う障がい者の数が多くいる、しかも全国から、という想像に起因する。
以前、別の盲人職能開発センターに見学した際も、室内で働く若い女の人が、盲導犬を連れて外に出て歩くのを見て、盲導犬の代わりも勤まらないのか、と何故か落ち込んだ想像もした。
想像するだけなら、誰でもできよう。実際、手引きや小グループを引率しての行動は、気配りも声掛けも要る。
大都市のある会館でのコンサートに、地元の盲人のご婦人たちと共に、音楽鑑賞に出向いたことがあった。電車を乗り継いで、どうにか会場内にたどり着き、付き添いである晴眼者も通路補助椅子で聴衆として、オーケストラ演奏を聴ける訳だ。
障がい者の雇用と、娯楽手引きとは違う。勤労の義務に関わることと、余暇を有効利用するのとでは。労働には生計があるし、賃金も代価として受け取る。
いわゆる健常者とか晴眼者とか云われて、いい気になってると、栄光は逃げていく。