かいふう

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「シンドラーエレベータ」の、事故原因に言及。

東京都港区の高層住宅で今年6月、高校2年の市川大輔さん(当時16歳)がエレベーターに挟まれて死亡した事故を巡り、今年4月から事故機の保守管理を請け負っていた「エス・イー・シーエレベータ」(台東区)の西村裕志専務が26日、港区議会の特別委員会で証言し、「事故は、ブレーキを制御するコイルがショートしたことによって起きた」などと指摘した。

事故関係者が公的な場で具体的な事故原因に言及したのは初めて。西村専務は「同型のエレベーターは全国に12〜13台あり、同じ現象がいつ起きてもおかしくない」と話した。

西村専務は、事故機では、ブレーキを制御するコイルがショートした結果、ブレーキがかかったような状態が続き、ブレーキのパッド部分が異常に摩耗してブレーキの制動力が失われたため、ドアが開いたまま急浮上したと指摘。そのうえで「同様にコイルがショートした場合、同じ現象が起きる。早急な対策をメーカーにお願いするのが望ましい」と述べた。

事故機の製造元の「シンドラーエレベータ」(江東区)では、「発言内容を把握していないのでコメントできない」としている。(2006年12月26日読売新聞)
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以前違うメーカーのエレベータで、高層アパートの乗り降り、乳母車を引く母親が後ろ向きで乗り込む時の事故があった。
今回の少年も、自転車に乗りながらの事故であるが、備品の点検整備の不届き、より以前の機械の故障、という見解を保守管理会社が述べた訳だ。