かいふう

近未来への展望や、如何に。

地殻変動の現地調査。

インドネシア・スマトラ島沖地震による地殻変動は同島から1000キロ以上離れた地域にまで及んでいることが、東京大学産業技術総合研究所が共同で行った現地調査でわかった。

研究チームが26日発表した。

同大などは2005〜06年、スマトラ島の北方1200〜1400キロに位置するインド・アンダマン諸島地震の影響を調査した。その結果、同諸島の北西部で最大1・3メートル隆起し、サンゴが陸地に上がっているのが見つかった。南東部では、港の潮位の変化から最大1メートル沈降していることも読み取れた。また、同諸島ではスマトラ島と比べ家屋倒壊や津波被害はあまり見られず、地震直後に1メートル隆起した地点が3か月かけて30センチ沈降したことも判明した。(2007年1月27日読売新聞)