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米国とイランの27年ぶり協議は、イラク情勢のみ。

【カイロ=長谷川由紀】イラク情勢を巡る米国とイランの大使級公式協議が28日、バグダッドの首相府で行われた。

両国は1979年のイラン革命後に起きた米大使館人質事件を機に断交しており、本格的な直接協議は27年ぶり。議題は、イラク情勢に限定されており、焦点のイランの核開発問題については話し合われなかった。

米国側からはクロッカー駐イラク大使、イラン側からはカゼミコミ駐イラク大使が出席、協議は約4時間にわたった。その後、記者会見したクロッカー大使は「前向きな協議だった」と評価したが、イラン側に、駐留米軍を攻撃するイスラムシーア派民兵組織への支援をやめるよう求めたことを明らかにした。

一方、イラン側からは、治安に関し、米、イラン、イラク三者による枠組み設置の提案があったことを明らかにした。(読売)