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オウム真理教元幹部の控訴審、東京高裁判決。その2。

坂本堤弁護士一家殺害や地下鉄、松本両サリン事件など11事件で殺人罪などに問われ、1審で死刑判決を受けたオウム真理教元幹部・中川智正被告(44)の控訴審判決が13日、東京高裁であった。

植村立郎裁判長は「犯罪史上まれにみる悪質な犯罪のすべてに加担した被告には、死刑を妨げる特段の事情はない」と述べ、1審・東京地裁判決を支持、中川被告の控訴を棄却した。

教団による一連の事件では189人が起訴されたが、この日の判決で、すべての被告の1、2審が終了した。

控訴審で弁護側は「被告は教祖のマインドコントロール下にあり、事件当時は心神喪失心神耗弱の状態だった」と、刑を軽減するよう求めたが、判決は「5年半もの間、心神の異常が原因で犯行を重ねたとは考えにくい。刑事責任能力に疑いはない」と退けた。

判決によると、中川被告は1989年11月、横浜市坂本弁護士宅に侵入し、坂本弁護士一家3人を窒息死させた。94年6月には長野県松本市サリンを噴射して7人を殺害。95年3月には東京の地下鉄内でサリンを散布し、12人を殺害したほか、元信者のリンチ殺害や、猛毒のVXを使った殺人などにも関与した。

一連の事件では、中川被告を含む13人が死刑判決を受け、松本智津夫(52)、岡崎(宮前に改姓)一明(46)両死刑囚の死刑が確定している。(読売)
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先の控訴審の被告と違うのは、坂本弁護士一家3人殺害に関与している事だ。彼だって、幼児の死を止めようとすれば、それが出来たであろう、からだ。