かいふう

近未来への展望や、如何に。

文化勲章の親授式。

kaihuuinternet2007-11-03

文化の日の3日、文化勲章親授式が皇居・宮殿「松の間」で行われた。

今年度の受章者は、狂言茂山千作さん(87)、民事訴訟法学・裁判法学の三ケ月章さん(86)、有機化学の中西香爾(こうじ)さん(82)、彫刻の中村晋也さん(81)、発生生物学の岡田節人(ときんど)さん(80)の5人。天皇陛下から勲章を手渡され、福田首相から勲記を受け取った。

茂山さんが代表して「一層精進を重ねる決意です」とあいさつすると、陛下は「学問、芸術の上で大きな業績を収められたことを誠に喜ばしく思います」と述べられた。

記念撮影後の記者会見で、中村さんは「何年かかるかわからないが、釈迦の生涯を完成させたい」、岡田さんは「人生というすごろくの最上のあがりを用意していただいた」と笑顔を見せた。(読売)
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狂言から受賞者、がうれしいです。過日、TVで「二人大名」という演者が向き合って袴の裾かを持って起きたり転んだりを繰り返すのを観て、体力勝負だと感じ、この演目の背景が戦国時代とも連想した。当時の笑いとしては相当なものだ、と。
文化功労者に俳優の仲代達矢さん。映画・演劇界の方々は勿論、オフオフ映画評論の者でも、後輩指導の塾経営まで、賞名に相応しい足跡と業績で、納得です。「人間の條件」から「男たちの大和」まで。そして国籍と人種を問わない数々の名舞台。おめでとうございます。
落語からは、三遊亭円楽さん。若手を育てる稽古場に私財を、江戸情緒継承を感じます。山崎努さんの映画「天国と地獄」の犯人の若い貧しい医師役、強烈でした。

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[キョウ言]も、ネット時代のブログ用のつもりでおりますが。
この国の歴史と格式ある伝統芸能とは、なんのつながりも異端さえございません。
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>『羅生門』グランプリへ日伊で交わされた電報文
原作は読んでないので、その辺はわかりませんが、イタリアといえば、カトリックの総本山バチカンがお膝元?。
少なくとも、映画のラストシーン。あれは、キリスト・イエスをほとんどの観客に暗示、連想させたのではありませんか。映画公開当時昭和の日本では、クリスチャンなんて、敗戦国民の、それこそ1%未満もいいとこでしょうが。でも、賞与えるイタリアでは、家族家系千年単位の代々の信仰の源泉でしょうに。
ましてや、カトリックは、軸足が聖母様ですからして。
もう、紛れも無く、主演の欧米人好みの大柄な東洋美女が遭遇した、その難解な事件に、衣装共々魅了されてしまった。
にわか自称フロイド系精神病理学者は、ユダヤ人強制収容された訳でもないのに、そう思いました。
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虫の知らせじゃないですよ、ね。
数日前に、ふとおもったのが、{卑怯者とは、翌日まで生きられるのに、そうしないで死ぬ者だ}
何かのついでで、文化勲章の受賞者一覧を、読みました。見た、んではなくて、読んだんです。
幾人かの方々は、辞退してますね。真意は量りかねますが、杉村春子さん、発言の内容から、劇団で移動途中当時被爆した園井恵子さんでも、一瞬脳裏をかすめたんでしょうか。同業者がもっもと近い存在でしょうから。
昔々若い時、大都市の地下鉄の、乗客まばらな時間帯、同じ車両で、距離置いて座ってて、ふと目が合った若くはなさそうな婦人。杉村春子かな、という視線にしたら、斜め上方に逸らせましたけれど。
まぁ、この世の中、何を論拠か知りませんけれど、瓜二つならぬ、そっくりさんは三人いる、そうですから。いや、婦人という見方を拒んだのかも知れません。女の人、という眼差し、が相応しかった、彼女の抵抗かも知れません。戦争も知らんだろう若ぞうが、という。その女の人が、名女優杉村春子、という確証は無いんですよ。いち度くらい、そんな名女優に偶然遭遇してもいいんじゃないか、と云う「欲望という名の電車」なんです。その舞台、相手役北村和夫で観たことは観たんですから。ただし、テレビで。