関西電力は３０日、原子力発電所の使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを再利用するプルサーマル計画の再開を決めた。
高浜原発３、４号機（福井県高浜町）で２０１０年度を目標に実施する方針。森詳介社長が同日、福井県庁に西川一誠知事を訪問して意向を伝え、知事が了承した。
関電は当初、１９９９年の開始を目指していたが、ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料（ＭＯＸ燃料）製造を発注した英国企業の検査データ改ざんが同年に発覚。発注先を仏企業に変更し、０４年３月に福井県と高浜町の了解を得たが、美浜原発３号機事故によって発注手続きを中断していた。（読売）
