かいふう

近未来への展望や、如何に。

ホーム柵なるものを、記憶する。

ホーム柵など転落を防ぐ仕切りは、二〇〇六年に施行された「バリアフリー新法」で設置が義務付けられた。
この話題は、目の不自由な人たちのグループからのメール、で知った。
そういえば、上記、「更級日記」の作者の立像がある通り、からの帰途、往きと同様、ホーム柵のあるホームから乗下車したのだった。
駅のホーム上の自動券売機で、スイカなるものを使用すると、車中で購入するグリーン券が格安になるのも、はじめて知った。スイカは、夏に食するものだけ、とおもっていたが。持ってないので、その車両はあきらめ、次の主要駅まで立ち続けたが、15両編成の快速は揺れる。例の、JR西日本脱線事故、を想い出した。距離ある直線だから、レール間の隙間音だけで済んだが、こんな速さであのカーブだったらと、連結のかど席に腰掛けてでも血の気が引いたな。
白杖ひとつで駅のホームの点字ブロックをたどる盲人、を見掛けると気になる。
全国で、彼らのホームからの転落事故で、悲惨な結末を迎える人が、後を絶たない。
それが、「バリアフリー新法」の施行で、対策が為されたことは、盲人にとって朗報である。
ゆえに、それに係わるメールが、そのグループ内で行き交うのも、至極当たり前のことだ。
この旅で、白い杖で歩く高齢者と、その隣に連れ立っている、そんな彼らを、二組見掛けた。
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目の不自由な人たちのグループからのメール、で知った、もうひとつの話題をも載せる。

日本政府 ベトナム視覚障害生徒用機材を無償援助
2008/05/20 日刊ベトナムニュース
 坂場三男駐ベトナム日本国大使と
ハノイ市にあるグエンディンチエウ学校のファム・フー・クイ校長は19日、
日本政府による草の根・人間の安全保障無償資金協力
「グエンディンチエウ学校視覚障害生徒用機材整備計画」の贈与契約に署名した。
供与金額は8万2282米ドル(約850万円)で、
視覚障害のある生徒用の教科書、点字印刷機
聴覚訓練用の音楽機材などの購入資金に充てられる。
 この学校では健常児1120人と視覚障害のある生徒120人が一緒に学んでおり、
視覚障害児童の教育のあり方についてのモデルとなる教育を実践している。