かいふう

近未来への展望や、如何に。

国技館にて。その3

国技館

それで現在。モンゴル勢が三役を占めるようになって。あの、戦後初期の「栃若」時代の、その一方の血を引く、平成の大横綱が。門閥がらみで、孤軍奮闘してる。
広く浅く、等という捉え方は、あれも、これものファン側の意向で。球界で、大海越えて、大リーグで、数ある選手が大活躍して、外貨も稼いでるんだから。モンゴル勢が、同様に日本に来て、モンゴル相撲の基礎技量で、角界大相撲土俵上で大活躍しても。お互い様でしょ。スポーツは、それ故。いとも容易に、国境を越えられるのだ。その証明ではないか。
でも、そうじゃないのだろう。総論賛成の、理屈理論の業界ではない。角界は、どこまでも角界の話なのだ。公益法人という組織が、国の許諾を得てのそれならば。
孤軍奮闘如きの抵抗は、『モンゴライズ』されかねない大相撲に、デカの勘ならぬ。関取の勘でもって。文字通り、裸の汗でもって体感して来たのだから。
平成の大横綱が、正当防衛、を身構えてる、やも知れぬ。
いや、そんなメジャーじゃないよ。『モンゴル相撲化』するマイナーだよ。
いいえ。どちらにせよ。ブルーカラーの象徴、国技たる大相撲。それに、ひたすら邁進、角界に業績貢献してきた身からすれば。昨今の情勢は、決して楽観視して居られ様がない。