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千葉地裁、ベトナム少女殺害事件、検察側は死刑を求刑。

昨年3月、千葉県松戸市立六(むつ)実(み)第二小3年のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)、ベトナム国籍=が殺害された事件で、殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われた元同小保護者会長、渋谷恭正被告(47)に対する裁判員裁判の論告求刑公判が18日、千葉地裁(野原俊郎裁判長)で開かれた。検察側は「犯行態様が特異かつ冷酷・残忍で悪質であり、結果も重大」と指摘し、死刑を求刑した。
渋谷被告は4日の初公判以降「検察側の主張は捏(ねつ)造(ぞう)。私は一切関与していない」と起訴内容を否認。リンさんが行方不明になった昨年3月24日の行動についても、「釣りの準備や下見をしていた」として無罪を訴えている。
論告求刑で検察側は渋谷被告の軽乗用車からリンさんと同一のDNA型の血液が見つかったことやリンさんの遺体から2人の混合したDNA型が検出されたことなどを挙げ、渋谷被告が車内でわいせつ行為や殺害に及んだと主張、弁護側の主張を「理由がない」と指摘した。
起訴状などによると、渋谷被告は昨年3月24日、登校中のリンさんをわいせつ目的で軽乗用車に乗せて連れ去り、車内でわいせつな行為をした上、首を圧迫して窒息死させ、同県我孫子市の排水路脇に遺棄したとされる。(産経)