520人が亡くなった1985年の日航機墜落事故から12日で33年を迎えるのを前に、遺族らが11日夕、墜落現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」の麓を流れる神流川で灯籠流しを行った。犠牲者を悼み、空の安全を祈った。
「一生忘れません」。黙とうをささげた遺族らは、亡き人への思いを乗せた色とりどりの灯籠を川面に浮かべた。幼い子どもや、別の事故や災害の遺族の姿もあった。
父孝之さん=当時(29)=を亡くした神戸市の小沢秀明さん(32)は、6月に結婚した妻裕美さん(32)を連れて参加し、「今年はにぎやかな登山になりそうです」と灯籠に記した。12日の慰霊登山で父の墓標に結婚を報告するという。「防災ヘリの墜落など事故はなくならないが、発信していくことが大事だ」と力を込めた。
兄夫婦とめいが犠牲になった栃木県大田原市の橋本毅さん(64)は、「伝え続けることで、人のミスによる事故を少しでも減らしていきたい」と話した。(時事)
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