かいふう

近未来への展望や、如何に。

あるある説得

中国国内での少数民族への人権侵害の現状を訴え

大阪・ミナミで28日、G20サミットに合わせて来日した中国の少数民族ウイグル族の人権活動家、ラビア・カーディルさん(米国在住)が支援者ら約50人と街頭に立ち、中国国内での少数民族への人権侵害の現状を訴えた。 カーディルさんは拡声機を手に「中国新疆ウイグル自治区では多数のウイグル族強制収容所に収容されている」と語り、中国政府による弾圧が強まっていると主張。G20で各国が議論するよう呼びかけた。街頭活動に先立ち、カーディルさんは大阪市内で香港やモンゴル、チベットの人権活動家とそろって記者会見し、「中国政府の人権侵害について国際社会は圧力を強めるべきだ」と強調した。(毎日)

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私は、覚えている。それは、一面銀世界。雲海と白い雪山の違いがやっと見える。その境界線の山頂付近。数珠つなぎの移動する集団が見える。すると、その移動する群れの中ほど。ひとつの黒い点が、消える。しかし、何事も無かったかのごとく。その線状の群れは、雲海と白い雪山の果てをなおも進む。離れて行く。

その光景は、白いテントの入り口から。内に居た登山家の撮影された画面で、記録された。狙撃した中国国境警備兵も、まさかテントを見つけたとしても。その中で、一部始終を撮った映像があったとは、知らぬ。

チベット僧たちが、迫害を逃れて。祖国を捨ててまでして。越境する光景なのだ。いや、そう云うは。後方からまさか撃たれて。行列が、一瞬途切れても。彼らは、越えて行かねばならぬ。自由を得んが為

消えた点は、少年僧だったろう。と、撮影者は述懐する。他の点より小さかったのだろう。

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カラー画面。受難側が、隠しカメラで撮ったようだ。村だろう。ウイグル族のようだ。家が点在する間に遺体が転がっている。数が散らばって。それらを回収する官憲らが、すでに固まってある車上の遺体、その上に更に載せていく。死体はすべてマネキンのようだ。ちょっと待て。

昔、どっかで視た。モノクロ画面で、フィルムだった。あぁ、西洋のあの時だ。強制収容所を解放して後。マネキンの山をブルトーザーが押して。皆まとめて、掘った長方形の穴に、押し落としている。いや、死体の山だ。

信じられなかったが故に、屍体が数えきれない

劇映画でないカラーは、リアリズムとは呼ばない

カラーで、ドキュメンタリータッチ。そんなヒマあるか。

テロは、リアリズムではない。テロリズム、そのものである

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写真が一枚。手紙がある。友達に書いたものだ。届けられた本人が、送り主である、写真の彼について語る。その彼は、緑の草原で撮ったものだ。モンゴルの若者である。

手紙の詳細も語る。社会の仕組みが、窮屈であると。圧迫感で、ストレスが溜まってると

そして、その憤懣やるかたなし、の彼は。死んだ、と。抗議の死を遂げた。