ものの見方は、かくも個人差なのだ。
しかし、それが、国家。それは法治国家。法の支配。
基本の「憲法」であれば。それを、論ずるのであれば。
かなり硬質で、真摯な対応が求められよう。
戦後、政界において。長く要職に在り、その重責を勤められた方の発言であれば。
彼は、出版の著作において。戦後「憲法」は世界遺産である、と述懐されてある。
もともと。世界遺産なるもの。ユネスコという組織を母胎から、戦後処理も落ち着いた1970年代初頭。1972年発足。翌73年アメリカ合衆国が批准。その第一号が、「イエローストーン国立公園」であるから。今の分類で言えば。世界自然遺産となる。
そうだ。ピンポイントにする。正確を帰そう。
私は、『レンタル憲法』だ、と思ってるので。意見が異なる。別名『GHQ下憲法』。
天皇陛下の御代が、三代交代した。その今も、当時のそれを使ってる。というか、順応してる。
それで、[時任検索]してみるに。政界OB彼の著作に言うは。
ならば。彼は、譬えで使ったんだ。勿論。
1項というか。2項、の前項としてのそれを。
先の分類に倣えば。9条は、政界OB彼には、世界文化遺産に該当する、事になろう。
私は、彼の著作が、ならば回顧録か。その分類はしない。
端的に言えば。9条は、[キリスト教]文化(遺産)なのだよ。
50歩譲って。半歩下がって。これからも、同盟国として。よき隣国隣人として、付き合って行くならば。機嫌をば損ねたくなくば。
いや、それは合作だった。のならば。そこは残して。
2項のみ、変えればいい。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------
憲法前文は、現在形。口語体で書かれている。
故に、我われは。ここで、錯覚に陥る。戦争体験者の、失ったものの大きさ故に。取り戻せない愛する者を、先に見送った悔恨に捉われて。もう、戦争はまっぴらだ。二度と嫌だ。
名文を厭う訳がない。しかし、その夢にまどろんでいては。70年前にタイムスリップしたままだ。
その後、この地球上。如何ほどの戦争、紛争。暴動、殺戮を、見て来た事か。
この国内だけで。70年前の現在形を、後生大事に繰り返し朗読しても。
諸外国の変容、無謀な策略。それらから、逃れる術、防御を備えなければ。
【国難】は来ない、と誰も断言しないのだから。