かいふう

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JR東日本、山手線にATO導入。テスト走行。

JR東日本

JR東日本は7日未明、山手線の車両「E235系」を使った自動運転試験の様子を、報道陣に初公開した。
人口減少社会で予想される運転士の人手不足に対応しようと、同社は自動運転の技術開発を進め、先月末から「自動列車運転装置(ATO)」を搭載した車両を、山手線(1周34・5キロ・メートル)で終電後に走らせ、データを集めている。
この日、列車は大崎駅(東京都品川区)から2周走行した。非常時に備え運転士は立ち会ったが、通常は速度調節や停車のために握っているハンドルからは手を離した状態で、各駅の発車時にボタンを押すだけ。停車やダイヤ遅れを想定した加速は、自動で行われた。一部の駅で停車位置がわずかにずれたが、ほぼ予定時間通りに運行できた。
具体的な導入時期や路線は未定だが、同社は「人材の有効活用のため、早期の実用化を目指す」としている。(読売)