かいふう

近未来への展望や、如何に。

法治国家の行方

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日の丸

 


『らち』40年の不在は、【国難】である。NO.37

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 オンラインで行われた、北朝鮮拉致問題に関する国連シンポジウム。

 

29日にオンラインで行われた北朝鮮拉致問題に関する国連シンポジウムでは、国際社会による連携の必要性が改めて確認された。新型コロナウイルス禍で、国内では署名など救出運動を縮小せざるを得ない状況が続くなか、被害者家族は国際舞台で切実な思いを訴えた。

「拉致問題を、わがこととして捉えてほしいと願う」。東京都内の収録会場で、拉致被害者の横田めぐみさん(56)=拉致当時(13)=の弟、拓也さん(52)は声を張り上げた。新型コロナによる行動制限や生活苦など、現在の日本や世界の状況を示したうえで、「私たちの家族は、拉致された翌日から40年以上もの間、こうしたつらい状態に置かれている。(拉致被害者に対し)もっと共感できるはずだ」と訴えた。

田口八重子さん(65)=同(22)=の長男、飯塚耕一郎さん(44)はこの日で、八重子さんの行方が分からなくなってから43年となることに触れ、「拉致はこれ以上、時間をかけていい問題ではない」と早急な解決を重ねて要望。「北朝鮮は一部被害者の帰国など安易な完結を図ってくる可能性もあるが、われわれはそれに応じるような愚かな考えは持っていない」とし、被害者の即時一括帰国という従前からの立場を強調した。

2人が話す間、モニター画面には、幼いころのめぐみさんや八重子さんの写真などが映し出された。白黒のものもあり、流れた年月の長さを感じさせた。

シンポジウムをめぐっては、北朝鮮国連代表部が今月15日、「拉致問題は既に覆せない形で全て解決済みだ」とする声明を発表。加藤勝信拉致問題担当相は「全く受け入れられるものではない」と反論した。

シンポジウムでは米国連大使らが拉致問題について「非難」を表明し、タイなど他国の拉致被害者家族も早期解決を訴えた。終了後、取材に応じた拓也さんは「直接訪米することで得られることも多いが、各国大使や(他国の)被害者家族からの言葉の重みに勇気づけられた。参加できてよかった」と語った。(産経)