国葬までの、空白。
この国は、どうなるんだろう。
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納涼特集2022 臨時増刊
「『キムチUFO』祈禱するも、帰投せず。」第一回。
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20××年、某列島。紀伊半島は、内陸部。
ある深夜。異様な光線と共に。奈良盆地に、漆黒に紛れて。不明な物体が、上空から飛来した。
変だ。この盆地は、夜鳴きソバは出歩かない。屋台の発電機は、未開発のはずだ。
四国が讃岐うどんには、海峡がある。
でも、飛んできた。とんでもない事が、起きるのではないか。
豚でもない事。博多の豚骨ラーメン、あの脂身は、「団塊の世代」には、応える。
だが、誰も。この古がまほろばの里。万葉のわび、さび。わさびは、清流。
闇夜の闖入者など、迎える訳がない。和気清麻呂。
安倍晴明に、電話伝わるだろうか。
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夜な夜な、祈禱は。農協のATM。ゆうちょがATM。屋敷が土蔵。居間のタンス預金。そして、働き盛りが主人の腹巻きの隙間。
聞こえそうで、そうはならなかった。
盆地を歩くと、そこは既に『キムチUFO』の館内だった。
『宗教と政治をひとつにする。』
怪談、異聞奈良盆地、移住編。だったら、どうする。
何やら、ウサンくさい。いや、『キムチ臭い』
盆地丸ごと『キムチ国自治区』
それって。「ウクライナ戦争」と、どう違うか。
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20××年、紀伊半島は、内陸部。
『キムチUFO』の着陸足は、いつに間にか。
『キムチ協会』の建物の、不動産化されて、あった。
『キムチバキューム』は既に稼働されてある。
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20××年、某列島。内陸部は、奈良盆地。
盛夏の駅前、街頭で。事件は起きた。
列島が元首相。要人が、殺害された。
犯人彼は、何故。
矛先、奈良。ならぬ銃口を。
『キムチバキューム』砲を備えた『キムチUFO』が化身。
その建物が会館に、どうして向けなかったのか。
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哀しいかな。われわれは、既に。和気清麻呂。安倍晴明。彼ら、古の霊力に
寄り掛かる訳にはいかない。
然ればこそ。古寺が参道で見つけた、骨壺なき墓石。その主、彼らが英霊にも。頼むに
能わず。
悲しいかな。残るは。
闖入せる者、彼らと同じくする。その教えにおいて。
果たして、どちらがまともか。それを証すべく。
新たな決意を以て。対峙、防備するしか無いのだろう。
クリスチャンが端くれ。それには、それが可能。と、信じる。
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殉職された元首相。彼が、母堂は言われた。
「晋三はもう帰ってこない。」
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その地でさえ。10万余、の献ぜられた花。
如何ほどの追慕をもってすれば。その香りの内に留めようか。
その遺志を、受け継ぐ者あらば。そうするが良かろう。